トリミング 保定方法

トリミング 爪切りと保定方法実践

(先生)まずは、風君を安全にトリミングするためには、犬の保定方法を学びます。
(さゆり)はい。よろしくお願いいたします。
(先生)さゆりさんは、今まで、家で、風君のつめきりはしたことがありますか?
(さゆり)道具は買ったのですが、怖がって爪切をさせてもらえませんでした。

(先生)そうですね。犬は特に足や足裏は敏感で繊細なので嫌がる子が多いですが
爪が長いと、フローリングなどに爪があたり、骨格が歪む恐れがあるので爪は短めに切ります。

こつですが、保定を行うには力まかせんに犬を抑えるのではなく、上手く犬が暴れないように犬の関節の自由を奪う事で保定を行う事が一般的ですが、
おとなしい子は余り暴れないので、足をしっかりもって、躊躇わずに爪を切れば上手くいきますが 最初の場合は爪を切ることに戸惑ったりして、犬に怖さが伝わってしまう場合がよくあります。
風君は暴れるタイプではないので、落ち着いてやれば大丈夫です。

(さゆり)思い切って躊躇することなく切りました。
(先生)上手くできましたね。トリミングするさいに、保定もしっかりとできていましたね。
最初は躊躇して犬に伝わりましたが、後半は思い切りが良くできたので、今後もその調子で爪切りをやってください。
爪を切った際に出血する場合もありますが、伸びきった血管の場合は一緒に血管も切ります
(さゆり)血管もですか?でも血管を切れば、血が流れて痛いのではないのですか?
(先生)確かに血は流れますが、爪と血管は一緒に伸びているので、場合によってはですが、一緒に切る必要があります。
爪切りを怠ったトラブルとしては、指の握りが悪くなったり、骨格形成上弊害になったり(特に成長期の仔犬の場合)爪がじゅうたんや服などの繊維に絡まり 骨折する原因になります。
また、爪切り後はやすりをかけると、滑らかになり、引っ掛かりがなくなるのでやすりもなるべくかけておきましょう。
トリマーとしてきめ細かいケアをすることが大切です。

トリミング 爪切りと保定方法注意事項

●トリミングの保定は犬にけがをさせないための技術ですが、無理に犬を保定するのではなく、関節などをしっかりと握り自由を奪う事により 暴れる事を未然に防ぐ事です。また、犬も様々な性格を持っているので、この保定方法が一番いいとはかぎりません。
●また、爪切りを怠ると、爪の中の血管も一緒に伸びる恐れがあるので、定期的に短く爪をきり、やすりで爪を研ぎ、衣類などに 引っかからないように、ケアする事です。
2週間に1回は爪の状態を確認しましょう。

トリミング 足裏カット

(先生)さゆりさんの家は、フローリングですか?
(さゆり)一応フローリングですが、滑らないコーティングとコルクマットをしいて横転防止対策をとっています。
(先生)素晴らしいですね。足裏の毛が伸びると、フロアリングでは、横転したり、最悪骨折したりする場合があります。
では、さっそく足裏の毛をカットしてみましょう。
※注意点ですが、パット(肉球)を切らないように細心の注意を払ってください。 また、パッドより水平にバリカンを滑らしていきます。
爪切りで覚えたように、しっかりと保定します。
(さゆり)はい。パットより上に伸びた毛をバリカンでカットしてみます。

(先生)3枚目の画像のように、パットに対して水平にバリカンを入れることにより、パットより伸びた毛をカットできていますね。

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